はじめまして。
全国の吹奏楽部を応援するこのブログ「吹ブロ!」を書いている、夢緒と申します。
日本では、中学校以上になると多くの学校に「吹奏楽部」がある印象です。
では、「吹奏楽」とはいったい何なのか、ご存じでしょうか。
吹奏楽は、実はオーケストラとは別ものなのです。
学校生活の中で日頃、吹奏楽部員の活動を目にすることがあったとしても、
「楽器を演奏する活動をしているということくらいしか知らない」
「練習、大変そうだな…」
といった断片的な情報しか、見えてこないと思います。
そこでこの記事では、吹奏楽を始めようか検討されている方、また検討中の学生さんがいらっしゃる保護者の方向けに、吹奏楽とは何なのか、解説したいと思います。
吹奏楽とは?どんな特徴がある?
吹奏楽とよく似ているもので、管弦楽というものがあります。
似ているようで、実は大きな違いがあります。
吹奏楽を知るためにはまず、この2つの違いを理解する必要があります。
「吹奏楽」と「管弦楽」の違い
吹奏楽って?
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管楽器と打楽器で構成
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ダイナミックでメリハリのある表現が得意
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演奏ジャンルが様々(クラシックだけではない)
吹奏楽は、管楽器(口で吹く楽器)と打楽器(打って音を出す楽器)で編成されています。
(ただし、中規模以上の吹奏楽部の場合には、弦楽器の一つであるコントラバスが加わっていることもあります。)
吹奏楽で奏でる音は、ダイナミックでメリハリのある印象。
野球の応援の際などに登場するのも吹奏楽部で、クラシック曲だけではなく、ポップスやジャズなど、様々なジャンルの曲を演奏します。
また、吹奏楽は「ウインドオーケストラ」と呼ばれることもあり、社会人で構成された吹奏楽団の名称が「○○吹奏楽団」ではなく「○○ウインドオーケストラ」としている楽団も多いです。
管弦楽って?
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弦楽器がメイン
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奥行きのある音色、厳かな雰囲気漂うイメージ
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演奏ジャンルはクラシックがメイン、映画音楽なども
管弦楽は、先ほどご紹介した管楽器と打楽器だけでなく、メインとして弦楽器(弓で弾いて音を出す楽器)が含まれるところが特徴です。吹奏楽と比べて、管楽器奏者の人数は大幅に少なくなります。
管弦楽で奏でる音色は、しっとりした、奥行きのある音色が特徴。演奏する楽曲としては吹奏楽とは違い、クラシック曲の演奏がメインです。
また、管弦楽は「オーケストラ」や「交響楽団」とも呼ばれます。むしろこちらの方が、呼び方としてはポピュラーかもしれません。交響楽団は、規模の大きな管弦楽団のことを示すようです。
現在放送中の人気ドラマ「リバーサルオーケストラ」や、人気漫画でドラマ化もされた「のだめカンタービレ」なども、管弦楽団が舞台となっていますね。
♪夢緒の思い出♪
夢緒が通っていた大学では、音楽関係の部活動グループとして吹奏楽団と管弦楽団が、それぞれ独立した組織として活動していました(兼任の部員もいませんでした)。管弦楽団のほうが部員の人数が圧倒的に多かったので、吹奏楽団に所属していた夢緒とその仲間たちは、
「私たち、負けているのでは…いや!演奏レベルでは負けてないから!!」
と思いながら、いつも勝手にライバル視していましたね~(笑)。どちらも魅力的で、優劣で語るものではありません(反省…)。ですが夢緒は、圧倒的に吹奏楽のほうが好きなのです…。
吹奏楽で登場する楽器とは?
吹奏楽を知る上で、簡単に楽器の種類を知っておくことも大切です。
大きく分けて、吹奏楽で使われる楽器は下記の3種類に分けられます。
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金管(きんかん)楽器
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木管(もっかん)楽器
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打楽器
この分類を見ると、楽器が「金属製」なのか「木製」なのかで分けるのかな?と思いますよね。でも、そうではないのです。楽器の「音の出し方」の違いで分けられています。
1.金管(きんかん)楽器
言い換えると、キラキラしたラッパ類が金管楽器に該当します。
2.木管(もっかん)楽器
言い換えると、金管楽器の吹き方以外のしくみで音を出す楽器はすべて木管楽器に該当します。
3.打楽器
打楽器の中にも、ドレミ音でメロディを奏でることができるものと、リズムを刻んで表現するものとで分かれています。
まとめ
今回は、吹奏楽について管弦楽と比較をしながら、吹奏楽の「一番の基本」となる内容で解説してみました。
また、吹奏楽で登場する楽器について、もっとも大きなまとまりで分けて、種類別に、初心者向けの内容で解説しました。
今回分類分けした木管楽器、金管楽器、打楽器について、別の記事でより詳しくご紹介しています。吹奏楽を始めるにあたって楽器選びの参考にしていただくために、楽器ひとつひとつにフォーカスして、吹奏楽経験者の筆者目線でご紹介していますので、よろしければ読んでみて下さい♪
最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
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